お得な自動車保険がいいけど、事故ったとき不安

みなさんは、自動車保険にどのくらいの費用をかけていますでしょうか？我が家では、夫の自動車保険の方が私のものよりも約2倍も高く、「こんなに保険料が違うものなのか」と驚いたことがあります。
自動車保険にかける費用は、人によって大きな差があるようです。例えば、10代の場合は年間の保険料が平均で10～30万円、30代の場合は平均数万円～十数万円といわれています。こうして見てみると、同じ年代の中でも保険料には幅があることがわかります。では、自動車保険の保険料を少しでもお得にするにはどうしたら良いのでしょうか？

■無駄な補償はつけない
自動車保険の補償内容を選ぶとき、「こんな補償もあったら役に立つかも」「よくわからないけれど、なんとなく補償内容が手厚い方が安心」と、補償をつけすぎていませんか？たしかに、自動車保険の内容を手厚くしておけば、万が一の事故のときにたくさんの補償を受けることができて安心です。でも、補償内容が手厚くなるほど、毎年の保険料は高額になっていきます。もしものときに備えることは大切ですが、毎年の保険料を抑えたいのであれば、補償内容を取捨選択することも必要です。自分の自動車保険に無駄な補償がないか見直してみましょう。

■最低限必要な補償って？
無駄な補償をなくすといっても、自動車保険にはさまざまな補償があるので、どれが必要でどれが不要なのかイマイチよくわからないですよね。調べてみると、最低限必要な補償には次の3つがあることがわかりました。
・対人賠償
・対物賠償
・人身傷害

このうち、対人賠償とは相手を事故で死なせたりケガをさせたりしたときの補償で、対物賠償とは相手の車や物を壊したときの補償のことです。もし、事故で相手が死亡したり後遺症が残る大ケガをしたりしてしまったら、何億円もの損害賠償を請求される可能性があります。また、相手の車が高級車の場合は、車の損害賠償金額もかなり大きくなるでしょう。これらの費用を補償してくれるのが、対人賠償や対物賠償です。この2つの項目については、補償の限度額を「無制限」にしておくことが基本です。
一方、人身傷害は、自分や同乗者がケガをしたときの補償です。こちらについては、限度額を「3000万円」に設定しておくことで、保険料を抑えながら十分な補償を得ることができるそうです。どんなに保険料を安くしたくても、以上の3つの補償は必ずつけておきたいですね。

自動車保険を選ぶときは、保険料のお得さだけでなく、事故のときに安心できるかということも重要なポイントです。では、万が一の事故のときでも安心な自動車保険とは、どのようなものでしょうか？

■ロードサービスの内容をチェックしよう
事故のときでも安心できる自動車保険を探したいのであれば、ぜひチェックしたいのがロードサービスの内容について。ロードサービスとは、事故やトラブルがあったときに駆けつけて対応してくれたり、レッカーなどのサービスを行ってくれたりするものです。ロードサービスは、たいていの自動車保険に組み込まれていますが、その内容は保険会社によって異なるようです。
例えば、無料レッカーの距離が50～60kmまでの保険会社もあれば、100kmまで対応してくれるものもあります。他にも、事故で帰れなくなったときの宿泊費用や帰宅費用まで補償してくれるという保険会社も。保険選びに迷ったら、ロードサービスの充実しているものを選ぶと安心ですね。

■弁護士費用特約をつければ、もらい事故でも安心
事故を起こしてしまったとき、相手との示談交渉は基本的に保険会社に任せることになります。ですが、「信号待ちで止まっていたときに追突された」など、自分に過失がない事故は、保険会社が示談交渉を行うことはできないそう。この場合、自分自身で相手との示談交渉を行います。
自分で示談交渉なんて、なんだか難しそうで不安ですよね。そんなときに頼りになるのが、弁護士費用特約。これは、保険で弁護士費用を補ってくれるというものです。保険料もそれほど高くないので、つけておくのがおすすめです。費用の心配をすることなく弁護士に示談交渉を依頼できて安心ですね。

保険料を安くお得にしたいなら、まずは補償内容に無駄がないか見直してみてください。その上で「もしも事故のとき不安…」という場合は、ロードサービスの充実している保険を選んだり、特約で補償内容を手厚くしたりすると安心ですよ。