浸水・冠水道路では無理に進まない
これまでに、ゲリラ豪雨や台風の影響で道路が冠水したという経験がありませんか?
大雨だと視界も悪く、気付いたらかなり冠水していた・・・なんて事も。
「このくらいの水位ならまだ運転できるだろう」
「家まであとちょっとだし、家族の事が気になるから」
「この悪天候の中車から降りるのは嫌だし」
という理由で無理に走行するとかえって大きな事故に繋がる可能性も!
6日には関東地域が記録的な大雨で、埼玉・熊谷ではなんと10分間に50㎜という日本国内歴代1位の大雨だったそうですね!
日本では毎年、冠水時に無理に走行してそのまま道路から外れて川や池、防波堤から海へと落ちてしまう事故が数十件はあるそうです。
車は水没してしまうと水圧でドアが開けられなくなるので、道路冠水の水位が上がってきて危険を感じたら無理に走行せずに避難しましょう。
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もし冠水してしまったら
どのくらいの水位までなら大丈夫?
車は雨天や降雪時などちょっとした悪天候でも走行できるように造られています。
水深10センチくらいまでは走行可能なようですが…マフラーに水が入ってしまうとアウトです!
浸水・冠水時は思っている以上にあっという間に水かさが増してしまうので、気付いたころにはマフラーまで到達してしまう可能性が。
マフラーに水が入ってしまうと、そこからエンジン内部へ浸水し『ウォーターハンマー(水撃作用)現象』が起きてエンジンが完全に停止します。
『ウォーターハンマー(水撃作用)現象』とは簡単に言うと、圧縮できない水がシリンダー内に入ると、無理に圧縮しようとする力でエンジンが壊れてしまう 現象です。
壊れてしまってはもうどうにもならないので、車屋さんに修理に出すか最悪廃車になるでしょう。
浸水でエンジンが止まった時は
大事なのは、冠水している所には無理に入らない事なのですが、走行しているうちに気付いたら…という事も否定できません。
もしもマフラーが浸水してエンジンが止まってしまったら、無理にエンジンをかけようとはせずに、直ぐに車から降りて安全な場所に避難してください!
電気系統の故障が原因で火災が起きたり、冒頭でも触れたように、走行不能なまま水に流されて川や海に落ちてしまう可能性がありとても危険です。
水が引いてからも、ご自身で何とかしようとはせず、必ず専門業者に依頼してください。 JAFやご自身で加入されているレッカー会社、よく利用する自動車屋さんに連絡・相談するのがいいでしょう。
水没してしまった時は
万が一、車が水没してしまった時の為に『脱出用ハンマー』常備しておくといいですね!
火災や水没、事故等で車から出られなくなった時に、ウィンドウをこのハンマーで叩き割る事で脱出するのです。
水没した際、エンジンが車体の前方に搭載されている車は前の方から徐々に傾斜して沈んでいきます。
まだパワーウィンドウが動く場合はウィンドウを開けて脱出できますが、電気系統がダメになり開かなくなってしまい、且つ、沈んでくると水圧でドアも開かなくなる為パニックになってしまうと思われます。
ですが落ち着いて、シートベルトを外し、『脱出用ハンマー』でウィンドウを叩き割りましょう。
この時割るのは、まだ水に沈んでいない後部座席のウィンドウを割るのが安全です。
フロントガラスは合わせガラスの為、割るのにかなり時間と力が必要ですし、運転席・助手席のサイドウィンドウは先に水没してしまう為、割った際にガラスの破片と共に水が一気に入り込んできて危険だからです。
そして割る時にウィンドウガラスの角を狙うと簡単に割れやすいです。(※一部車種ではサイドウィンドウも合わせガラスの為割れない可能性もあります)
ハンマーや先の尖った固いものがなく、ウィンドウを割るのが不可な場合は、車内の水位が外の水位と同じくらいになるのを待ってください。
車内の水位が上がってくると、とても恐怖を感じて何とかして早く脱出したくなるとは思いますが、ここでは冷静にチャンスを待ちます。
外と中での水位の差が小さくなると、水圧の差も小さくなるのでドアが開けやすくなるのです。 大きく息を吸い込み、水に潜りつつ足で思いっきりドアを蹴って押し開けて脱出してください。
最後に
台風やゲリラ豪雨で大雨・洪水注意報や警報が出ている時は、無理な外出は控え、避難指示に従って行動しましょう。
冠水時の道路は無理に走行せず、急いでいても迂回するなどして安全を確保するようにしてくださいね。
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